2015/09/30

『坊っちゃん』の時代

最近、このまんがを読んでいる。
『坊っちゃん』の時代

もともと 谷口ジローという漫画家の作品が好きなのもあるんだけど
ある日、千駄木の森鴎外記念館に行ったとき、明治の文豪に興味を持った。
浅草に住んで3年あまり、今や世界の大都会TOKYOも、暮らすぼくにとっては「おらが街」でもあるわけで、明治時代、この界隈を舞台にいろいろなドラマがあったと思うと、実に親近感がわく。東京という街をローカルな視点で感じるとおもしろい。

夏目漱石、森鴎外、石川啄木など、このまんがにでてくる文豪たちの話は、人間臭い。そして芸術家である。明治という近代日本の青春時代、古い価値観と西洋文明の狭間、社会と自己といった概念の板挟みの中で、いろいろに考え、著わし、同時代人に影響を与え、そしていつまでも悩んでいる。

40歳を超えた今、「何をなすべきか?」なんて、
はたと そんなことを考えるほど、感じ取れる作品だった。

世界一周に行く前にも「死ぬ前に何をなすべきか?」なんて考えたが、一周しても答えなんか出なかった。すでにもう10年以上前の話だ。

ひとつはっきりしていることは、なにかに悶々としている理由は、全て自分の中にある。
現在の生活にさわやかな充実感があれば、悶々となんかしない。
世界のどこかに答えがあるのではなく、自分で自分を変えなければ、悶々はとれない。


9月 30, 2015 旅行の本とかCD・DVDとか | | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/02/02

ルイ・ヴィトン トラベルブック 

ここ数年、ルイ・ヴィトンで売っている、旅の画集をよく買います。
世界の一つの都市をテーマに、ひとりの画家が描いた本。それぞれの街を描くのは、その国の人ではない作家。ストレンジャー目線で描かれるので、視点や着目ポイントがとてもおもしろい。現在、ニューヨーク、パリ、ロンドン、イースター島、ベトナム、ベネチア 編がある。

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ぼくは、絵も旅行も好きで、自分でも旅行記をつくったりもする。一般に旅行記は、文章が中心のもが多い。写真集はあるが、画集はなかなかないし、探しにくい。ルイ・ヴィトンが選んだ画家が、描き下ろしで旅の画集をつくるので、質の高いものが多く、ついつい買ってしまう。「旅行案内」を買うのではなく、「旅情」を買う感覚。

50ドル程度という値段も買ってしまう理由。今までに合計5冊買って、2冊は自分で観るため、3冊はプレゼントとして。

この画集のプロローグ?ムービーもおもしろいので、ぜひ!
http://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/stories/travel-books


そして、今回買ったのが、ベネチアへん。

漫画家の谷口ジローさんが描いてて、これまたすばらしい作品でした。
昔、おじいさんがベニスで撮った家族の写真が、物語の始まり。
主人公のお母さんが亡くなった時、この写真を発見した主人公が、お母さんの過去を探す旅。

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谷口ジローさんは、フランスではすごく著名で、谷口作品を下敷きにした映画もあるくらいです。

原作がコレ。


映画化されたのがコレ。


この二つとも見てみましたが、なんとも深い、詩的なお話でした。

あ、
谷口ジローさんは、「孤独のグルメ」でも有名ですね。

2月 2, 2015 旅行の本とかCD・DVDとか | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/12/28

本で!映像で! 世界一周!

※このエントリーは、世界一周ナイト5のための、まとめです。


◆まずはコレ!

MOVE from Rick Mereki on Vimeo.


◆世界一周の旅チャオと一輪車とダンスと地球 "Around The World”




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●映画

◆「180°SOUTH」 
http://www.180south.jp
 パタゴニア創業者とザ・ノースフェイスの創業者の旅を追ったドキュメンタリー


◆「Thicker Than Water」

自らがサーファーのミュージシャン、ジャック・ジョンソンの監督作品。サーフ・ドキュメンタリー。




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●本

◆『世界一周デート』

前後編で文庫化。今年、前編が刊行、来春に後編が出る予定です。


◆『10日もあれば世界一周』
いま制作中の吉田さんの新作のひとつで、来春発売予定


◆ルイ・ヴィトンのトラベルブック
各地ごとに、そこを訪れた異邦人による画集。
http://www.louisvuitton.jp/front/#/jpn_JP/カタログ/レディース/書籍&ステーショナリー/stories/トラベルブック
この映像が、またおしゃれ!


◆「奇界遺産」 

12月 28, 2013 旅行の本とかCD・DVDとか | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/03/03

タイだなあ

「あ、タイだな」
と思った。

「かかとの下の空」という小説の
冒頭の数行を読んで、そう感じた。
読み進めたら、やっぱりそうだった。

角田光代の「みどりの月」という短編集を
会社に行く電車で読んでたんだけど、

みどりの月 (集英社文庫)
角田 光代
集英社
売り上げランキング: 360689

その2つめのお話。
アジアを旅する夫婦の話。

日本での虚無感を払拭するために
アパートのものを全部捨てて二人でバンコクに。
最初こそ、バンコクでバッパーを満喫するが
タイのあちこちを転々とするうちに
しだいにやっぱり虚無感に苛まれる。


タイやアジアのパワーには圧倒されるものがあるが
同時に、何とも言えない停滞感を感じるときがある。
その原因が、だらけた雰囲気にあるのか、道徳観のなさなのか、楽観的すぎることなのかわからないけど。


電車が大森に着いたので、ふと電車を見渡すと、
ピカピカの車内に、みなりのいい人々、
でも、なんとなくうつろな目とか、険しい感じとか、
いらいらした感じとか、くだらない週刊誌のコピーとか。

結局、どこでも虚無感はあるのだなあなどと思い、
結局、自分の振る舞いや、ものの考え方を、前向きにしないと
解決しないんだなあ
なんて思った。

日本での生活に閉塞感を感じると、旅行いきたくなるが、
旅行が日常になると、それはそれで閉塞感感じるのよ。

3月 3, 2009 帰ってきてから日記, 文化・芸術, 旅行の本とかCD・DVDとか, 旅行・地域 | | コメント (2) | トラックバック (3)