2009/03/03

タイだなあ

「あ、タイだな」
と思った。

「かかとの下の空」という小説の
冒頭の数行を読んで、そう感じた。
読み進めたら、やっぱりそうだった。

角田光代の「みどりの月」という短編集を
会社に行く電車で読んでたんだけど、

みどりの月 (集英社文庫)
角田 光代
集英社
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その2つめのお話。
アジアを旅する夫婦の話。

日本での虚無感を払拭するために
アパートのものを全部捨てて二人でバンコクに。
最初こそ、バンコクでバッパーを満喫するが
タイのあちこちを転々とするうちに
しだいにやっぱり虚無感に苛まれる。


タイやアジアのパワーには圧倒されるものがあるが
同時に、何とも言えない停滞感を感じるときがある。
その原因が、だらけた雰囲気にあるのか、道徳観のなさなのか、楽観的すぎることなのかわからないけど。


電車が大森に着いたので、ふと電車を見渡すと、
ピカピカの車内に、みなりのいい人々、
でも、なんとなくうつろな目とか、険しい感じとか、
いらいらした感じとか、くだらない週刊誌のコピーとか。

結局、どこでも虚無感はあるのだなあなどと思い、
結局、自分の振る舞いや、ものの考え方を、前向きにしないと
解決しないんだなあ
なんて思った。

日本での生活に閉塞感を感じると、旅行いきたくなるが、
旅行が日常になると、それはそれで閉塞感感じるのよ。

3月 3, 2009 帰ってきてから日記, 文化・芸術, 旅行の本とかCD・DVDとか, 旅行・地域 | | コメント (2) | トラックバック (3)